医師と患者の板挟みに悩む看護師

愛知県/33歳/女性/神経内科1年半、5科混合(耳鼻、泌尿器、皮膚、形成外科、内分泌)4年半、産科3ヶ月

退院説明をしてくれない医師とトラブル

入職7年目に妊娠したことをきっかけに辞め、今は子育てしながら専業主婦をしています。
私が体験したトラブルは、医師とのトラブルです。
退院希望していた患者さんの要望が通り、急遽退院になりました。
担当医へ退院説明をするように促したのですが、今手が離せないから!本人が早く出たいって言ってるんでしょ!あなたがやって!と一蹴りされてしまい、自分が説明することとなりました。
また、緊急入院が入り、その患者のベッドを使うことになったので、患者には早く病室をでてもらわないといけなかったのですが、医師からの説明がないことに患者が憤慨。
緊急入院がきてしまう中、患者はこんなに雑な対応をとられるなんて!とベッドから動かなくなってしまいました。

医師へ改善依頼

その日は、自分が一番上であり、相談できる人がいませんでした。
師長も主任も休みの日だったので、医師から直接説明ができなかったことを患者へ何度もお詫びしました。
後日、そのエピソードを師長に報告し、必ず医師から患者本人へ退院の旨を説明することを義務付けてもらいました。
それまでも、外科の医師は患者への対応に詰めが甘いところがあり、そうしたクレームはしょっちゅうあったので、やっと改善されるかなと思いました。

医師とは正面からぶつからず、下手にでること

看護師は医師と患者との板挟みになることが多く、特に自分の立場が上になってくると、たとえ自分が悪くなくとも頭を下げなければいけない場面に出くわすことが多くなります。
そんなときは、必ず溜め込まずに他のスタッフや、上司に吐き出すことです。
医師には、ただ文句を言ってしまうと嫌な顔をされたり、今後こちらの話を聞いてもらえなくなるので、下手に出つつも大変でしたということを可愛らしく、さりげなくアピールすることがいいです。
注意するのではなく、助けてもらうふうにもっていき、医師のプライドを上手くくすぐることが大切です。
特に内科の医師に比べ、外科の医師は細かい対応や書類仕事が苦手、嫌いな傾向がありますが、上手く転がせばやってくれます。
職場内の人間関係をよくすることが、患者さんへも還元されるかと思います。